歯周病や歯の喪失が海馬の萎縮を早める可能性
2023年10月15日
新井歯科でございます。
朝晩は冷え込みはしますが、小岩付近は穏やかな気候が続いておりますね。
しかし、インフルエンザが蔓延しているようなので引き続き
感染症予防はしっかり行なっていきましょう💉🦠
さて、今回
2023 SEPTEMBER No.59さんの記事より抜粋してのお話です。
「重度の歯周病の歯を残すことで海馬の萎縮が早まる可能性あり」
以前より、歯の喪失や歯周病は、アルツハイマー病のリスクを増加させる
可能性が示されているが、その詳細な影響は未だ解明されていない。
歯周病の歯を残すことと歯を失うことのどちらかが、アルツはいまー病の初期に
生じる海馬の萎縮と関連があるかも不明でした。
そんな中、東北大学病院口腔機能回復科の山口晢史講師らの研究グループが
55歳以上の地域住民を対象としたコホート研究のデータを用い、
歯数や歯周病と海馬の萎縮との関連を解析。
軽度の歯周病では、歯が多いほど左海馬の萎縮が遅くなるのに対して、
重度の歯周病で歯が多いほど左海馬の萎縮が早くなることが判明💡
同様に、軽度の歯周病の場合には、歯が少ないほど認知機能が低下し、
重度の歯周病の場合には歯が多いほど認知機能が低下する傾向にあることも
明らかになったそうです💡
治療困難な重度の歯周病の歯を無理に残すことが海馬の萎縮速度を速めると
示されたことで、認知症予防の考え方にも大きな影響を与える可能性が
ありそうです。単に歯を残すだけではなく、残った歯の歯周病を適切に管理し、
健康な歯を多く残す事が重要と考えらる。
という記事を受け改めて口腔内というものが
体やそして脳にまで深く関わっている事を知り
口腔内からの健康を目指していければと思います☺️
みなさんも、ぜひ痛くなったり口腔内の状態が一気に悪くなる
その前にぜひ定期検診などでこまめにお口の状態のチェックと適切なケアをぜひ
お受けください!!