歯科と不定愁訴の関係
2021年09月27日
こんにちは、小岩にある歯医者さん 新井歯科でございます。
最近は突然秋めいてきて朝晩はぐっと寒くなってきましたね。
気温の変化が1日の中で著しく変化いたしますので十分にご自愛くださいませ。
さて、今回は歯科と関係性がある不定愁訴(ふていしゅうそ)についてお話しさせて頂きます。
不定愁訴とは、体に何らかの自覚症状があるけれども、検査をしても何も
異常が認められず、はっきりしないものをいいます
代表的な症状としては、体の痛み、耳鳴り、頭痛、倦怠感、原因不明の湿疹のようなものなどが
挙げられます。
実は体の様々な不定愁訴の原因が、歯科的な問題から来ている場合もあります。
歯に関係ない場所の調子が悪いのにまさか歯や口腔内が原因だとは想像もつかないかもしれませんが
次のような事が体の不調の原因になることがあります。
□かみ合わせ・歯並び
かみ合わせのズレが原因で顎の関節や筋肉に負担がかかり、それが頭痛や肩こり、
首の痛みなどを引き起こすことがあります。
□歯ぎしり
眠っている間の歯ぎしりが原因で、歯に痛みや知覚過敏を引き起こしたり、
顎関節、顎の筋肉に負担がかかることで、頭痛や肩こりの原因になったりすることがあります。
□歯科金属
歯の詰め物や被せ物に使われている金属が原因で、原因不明の湿疹などのような
体の皮膚疾患を起こすことがあります。これは金属が唾液中にイオンとなって溶け出し、血中に入り込んでタンパク質と結合し、アレルギーの原因となってしまうためと考えられています。
□口の中の感染
歯の根っこが細菌に感染し、膿だまりが出来てしまうと、それが原因で手の平や足の裏にたくさんの
膿の袋を作ることがあります。
歯の周囲組織の病気である歯周病もこのような症状を引き起こすことがあると指摘されています。
上記のようなことがあれば、もしかしたら口腔内にトラブルが起きているかもしれませんので
よければ近くで歯科の受診をお勧めいたします🙎♀️