体の健康にはお口の健康が欠かせません。
2021年10月18日
こんにちは、小岩にある歯医者さん 新井歯科でございます。
お口のお手入れが悪いと、虫歯や歯周病を引き起こし、歯を失うことになってしまったり、
よく噛めないことで内臓に負担がかかってしまいます。
特に歯周病でお口の環境が悪くなると、次のような病気を起こす可能性があることがわかってきました。
◎認知症
アルツハイマー型認知症で亡くなった方の脳内からは、高い確率で歯周病菌の持つ
毒素が検出されるという調査結果があり、歯周病がアルツハイマー型認知症の
発症に関連があるのではないかと考えられている。
◎誤嚥性肺炎
唾液中に含まれる歯周病菌が食事中や睡眠中に気管の方へ流れてしまい、肺炎を起こしてしまい
特に高齢者では生命に関わることがあります。
◎早期低体重児出産
妊婦さんが重度の歯周雨病だと、胎児に影響が及び、低体重児出産や
早産を起こしやすくなる事がわかっています。
◎肥満・メタボリックシンドローム
歯周病菌の出す毒素は、肝臓や脂肪組織に脂肪を溜め込む働きがあると考えられており、
それが肥満やメタボリックシンドロームを引き起こすのではないかとされています。
◎動脈硬化
歯周病菌の影響で、動脈硬化が進みやすくなり、脳梗塞や虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の
原因となります。
◎心臓疾患
心臓の弁に歯周病菌が感染して、心内膜炎を引き起こしたり、心臓の血管がスムーズに
流れなくなることで、狭心症や心筋梗塞を引き起こしやすくなります。
◎糖尿病
糖尿病の人は歯周病が悪化しやすいのですが、最近ではその逆の関係、
つまり歯周病があると糖尿病が悪化しやすくなる、ということもわかってきました。
◎関節リウマチ
歯周病菌が関節の中で炎症を引き起こして、関節リウマチを起こしている
可能性があると言われております。
いくつかの例をあげましたが、他にも歯周病と関連性が高いと考えられる
病気は次々と見つかっています。お口の環境を整えることで、多くの病気を
未然に防げる可能性が出てきます💊
みなさんも是非、全身の健康のためにもお口のケアを念入りにしていただけると
嬉しく思います🤗✨