味がある歯固め&手づかみ食べ
2024年03月11日
こんにちは、小岩にある歯医者さん 新井歯科でございます。
前回は、歯固め手づかみ食べが口機能を鍛えられる事をお話ししていきましたが
今回は具体的にはどのような作用があるかお話しさせていただきます🙂
①目と手と口の協調運動になる
赤ちゃんは「目で見て」「手で持って」「口に入れる」ことを
同時に行うどころか、手や口が自分の体の一部であることを
認識しておりません。何かを見つけて手が触れて繰り返し口に持っていく事で、
体を認識し、自由に同時に行えるようになっていきます。
②鼻呼吸になる
授乳中の赤ちゃんは鼻呼吸です。母乳やミルクを飲んでいるときは、
口では息ができません。同じように自分で何かを舐めたりしゃぶったりして
いるときも、鼻呼吸をしています。
③唇の閉じる力がアップ
唇で加えますから、閉じる力が発達します。
④下の力のアップ
味があるとチュパチュパと口や舌が動きます。
それによって舌や唇の力が発達します。
⑤飲み込む力のアップ
舌が動くと、お口の中には唾液がどんどん出て来ます。
すると唾液をごっくんと飲み込みます。何度も飲み込むことが
嚥下のトレーニングになります。
⑥奥へ押し込まない事を学ぶ
繊維質が多く大きなかたまりの食べ物でああれば、誤飲することは
ありません。喉の奥で「おえっ!」となっても、自分の手で
持っていればそれ以上押し込んではいけないという、赤ちゃん自身の学びにつながります。
以上6点がおおよそ、良いところとなります。
ぜひこれを念頭にうまく、取り入れてみてください😀